平塚は住みやすい?20年湘南在住者が語る家賃・治安・子育て・不動産のリアル【2026年版】

平塚

「湘南に住みたいけど、正直なところ家賃が厳しい」——そう感じている人に、真っ先に名前を出したい街があります。それが平塚です。

私は茅ヶ崎に20年以上住んでいます。湘南の各エリアを日常的に行き来しながら、引越し相談を受けることも少なくありません。そのなかで、「コストを抑えながら湘南らしい暮らしを実現したい」という相談に対して、平塚を勧めることが圧倒的に多いのが正直なところです。

ただし、平塚には「良い話だけ」ではない現実もあります。この記事では、近隣に住む当事者として、家賃・治安・子育て・不動産を「ありのまま」お伝えします。

📋 この記事でわかること

  • 平塚が「湘南コスパ最強」と言われる具体的な根拠
  • 2026年最新の家賃相場と、藤沢・茅ヶ崎との実額比較
  • 駅周辺の治安のリアルと、避けるべきエリア・安心なエリアの違い
  • 子育て支援制度と、ファミリーが感じる暮らしやすさの実態
  • 不動産購入を検討する人向けの相場感と注意点

平塚という街の立ち位置——湘南で「最も現実的な街」

平塚は神奈川県の中部、湘南エリアの西寄りに位置する人口約25万人の都市です。JR東海道線・湘南新宿ラインが通り、東京まで約60分、横浜まで約30分というアクセス環境は、同じ湘南でも鎌倉や逗子に比べると圧倒的に現実的です。

湘南というと「茅ヶ崎・鎌倉のブランド感」や「藤沢・辻堂の利便性」がクローズアップされがちですが、平塚は「派手さはないが、日常の使い勝手が整っている街」という評価が地元では一般的です。

駅前には商業施設「ビナウォーク」「ららぽーと湘南平塚」があり、ショッピング・外食・行政手続きが一か所で完結するほどの生活インフラが揃っています。観光地でないぶん、日常使いに特化した街づくりがされているとも言えます。

⚠️ 「湘南ブランド」を求める人には注意

茅ヶ崎・鎌倉に感じる「湘南らしいおしゃれ感」は、平塚には薄めです。「海の近くでおしゃれに暮らしたい」というイメージ優先の方には、やや期待値とのギャップが生じるかもしれません。それを承知のうえで選ぶのが、平塚との正しい付き合い方です。

【2026年最新】平塚の家賃相場——湘南エリアで最安クラスの実力

平塚最大の魅力は、率直に言えば「家賃の安さ」に尽きます。湘南の主要駅と比較すると、その差は一目瞭然です。

間取り別・家賃の目安(2025〜2026年参考値)

間取り 平塚(駅近) 茅ヶ崎(参考) 藤沢(参考)
1R・1K 5.5〜7万円 6.5〜8.5万円 7〜9万円
1LDK 7〜9万円 8.5〜11万円 9〜12万円
2LDK 9〜12万円 10〜14万円 11〜16万円
3LDK以上 12〜16万円 13〜18万円 15〜20万円以上

※上記は賃貸情報サイト複数を参考にした目安であり、物件・築年数・駅距離によって変動します。

同じ「湘南の海まで自転車圏内」という条件で比較した場合、平塚では茅ヶ崎より月1〜2万円程度、藤沢より月2〜3万円程度安く住めるイメージです。年換算すると最大で30〜40万円の差になります。これはかなり大きい。

💡 コスパを最大化するポイント

平塚駅から徒歩10〜20分圏内、または自転車前提のエリアまで検討範囲を広げると、さらに割安な物件が見つかります。特に「四之宮」「豊田」「土屋」方面は戸建て需要が高く、ファミリー向けの広い賃貸も豊富です。

平塚の治安——「駅北側」と「住宅地」は別の街だと思え

平塚の治安は「一言では語れない」というのが正直なところです。エリアによって環境が大きく異なるため、「平塚は治安が悪い」という口コミを鵜呑みにしてエリア全体を避けてしまうのはもったいない判断です。

エリア別・治安の実態

⚠️ 注意が必要なエリア:駅北側の一部繁華街

平塚駅の北口から伸びる一部の商業エリアには、風俗店・居酒屋・パチンコ店が集中しています。夜間は客引きが出ることもあり、小さな子ども連れや女性の一人歩きには不向きな雰囲気になります。ただし、この範囲は限定的です。

✅ 生活しやすいエリア:南側・住宅地・郊外

平塚駅の南側(海方面)や、四之宮・豊田・岡崎などの住宅地は、落ち着いた環境が広がっています。街灯も整備されており、ファミリー世帯が多く、地域のつながりも比較的強い印象です。茅ヶ崎に隣接するエリアは特に安心感があります。

神奈川県警の犯罪統計(要出典確認)によると、平塚市全体の犯罪件数は近年減少傾向にあります。湘南エリア全体と比べても「極端に治安が悪い」というデータはなく、「駅北の繁華街を避けて住むエリアを選べば、一般的な地方都市と同水準」と考えて問題ないでしょう。

平塚の子育て環境——「広い家×充実した支援」が最大の強み

子育て世帯にとって平塚は、湘南エリアのなかで最もコストパフォーマンスが高い街と言えます。家賃が安いぶん広い家に住めるため、「子どもが伸び伸び過ごせる住環境を確保しやすい」というのが最大のポイントです。

医療・子ども支援

平塚市は子ども医療費を高校卒業年齢まで(18歳)無料にする制度を設けています(所得制限あり・最新情報要確認)。市内には小児科・総合病院も複数あり、医療アクセスの面でも不安は少ないでしょう。

自然・公園環境

平塚市は海・川・山がほどよくそろっており、子どもの遊び場には困りません。相模川の河川敷は広大な公園が整備されており、週末の家族レジャーとして定番の場所になっています。馬入ふれあい公園では季節のバーベキューを楽しむ家族連れの姿が見られます。

七夕まつり

平塚といえば「七夕まつり」が有名です(毎年7月)。全国から多くの来場者が訪れる一大イベントで、街全体が飾り付けられます。子どもにとっては毎年の楽しみになりますし、地域コミュニティへの帰属感も生まれます。

⚠️ 保育園の競争倍率に注意

保育園の競争率は、平塚も湘南全体と同様に高い傾向があります。特に0〜2歳児の認可保育園は待機になるケースも。引越し前に市の「保育所等入所状況」を必ず確認し、認可外や小規模保育事業所も視野に入れておきましょう。

学校環境

市内には公立小中学校が複数あり、大規模校・小規模校とさまざまです。居住エリアによって通学区域が異なるため、気になる学区は物件探しの段階で平塚市の教育委員会サイトで確認することをおすすめします。

平塚の不動産市場——湘南で「現実的に買える街」の実力

「湘南で家を買いたいが、鎌倉や辻堂は予算オーバー」という方に、平塚は真剣に検討する価値があります。湘南エリアの中では土地価格が比較的抑えられており、4,000万円台から戸建て購入の現実的なプランを立てやすい街です。

中古マンション

平塚駅近くの中古マンションは、築年数にもよりますが概ね2,500〜4,500万円前後が目安(要出典確認)。藤沢・茅ヶ崎に比べると同条件で数百万円〜1,000万円程度安く出回っているケースが多く、値頃感があります。ただし新築マンションの供給は少なめのため、中古市場が主戦場になります。

戸建て

人気エリアである海側(湘南海岸公園周辺)や四之宮では4,000〜7,000万円、郊外の大神・豊田エリアでは3,000〜5,000万円台が目安(要出典確認)。同じ予算で茅ヶ崎より広い土地・広い家を手に入れられるケースが多く、庭付き一戸建てを現実的に狙えます。

💡 購入検討のポイント

平塚は「車社会」の側面もあるため、駅徒歩圏外でも生活しやすいエリアが多くあります。駐車場付きの広い物件を選べる点は、ファミリーにとってコスト面でもメリットになります。土地勘がなければ地元の不動産会社に複数相談することを強くおすすめします。

平塚からの通勤事情——「60分」をどう捉えるか

平塚から都心(新宿・渋谷方面)までは、湘南新宿ラインを使って約60分。東京駅方面は東海道線で約75〜80分が目安です。神奈川県の郊外都市の中では標準的な距離感ですが、「湘南に住む」という前提で考えると、藤沢(渋谷まで約45分)より約15〜20分遠くなります。

ラッシュ時の混雑については、東海道線・湘南新宿ラインともに茅ヶ崎・藤沢方面からの乗客が積み重なるため、座れないケースが多くなります。グリーン車を利用するか、始発駅(小田原など)から乗るか——というのが平塚〜都心通勤の「現実解」です。

一方で、横浜通勤の場合は約30分と快適で、この点は茅ヶ崎・鎌倉より優位です。「都心より横浜勤務」という方にとって、平塚のコスパは特に際立ちます。

平塚が「合う人」「合わない人」——正直に整理する

✅ 平塚が「合う人」

  • 湘南エリアに住みたいが、家賃・物価を現実的に抑えたい
  • ファミリー世帯で、広い家・庭を優先したい
  • 勤務地が横浜・厚木など神奈川県内
  • 湘南ブランドより「日常の快適さ」を重視する
  • 車を持っていて、行動範囲が広い

⚠️ 平塚が「合わない可能性がある人」

  • 都内(新宿・渋谷・丸の内)への通勤が毎日ある
  • 「海のそばでおしゃれに暮らす」イメージを強く持っている
  • 夜の街・若者向けのカルチャーを求めている
  • 車なしで何でも徒歩完結させたい

まとめ——平塚は「現実的な湘南」の最良解

平塚は、湘南のなかで「見た目のブランド感よりも、暮らしの実質コスパを選んだ人が行き着く街」です。派手さはありません。茅ヶ崎のような「カッコいい湘南」でも、鎌倉のような「歴史ある湘南」でもない。

でも、家賃が安く広い家に住め、子育て支援が手厚く、生活インフラが揃い、海にも自然にもアクセスできる——この条件を「現実的な予算感で」実現できる街は、湘南エリアの中では平塚をおいてほかにありません。

茅ヶ崎在住20年以上の目線で言えば、「湘南に住む」という選択肢において、平塚はもっと正当に評価されるべき街だと思っています。

  • 湘南エリアで最安クラスの家賃。茅ヶ崎・藤沢より月1〜3万円の節約が可能
  • 治安は「エリア次第」。駅北の繁華街を避ければ一般的な住宅地と同水準
  • 子ども医療費支援・広い公園・七夕まつりなど、ファミリーの暮らしを支える環境が充実
  • 不動産は湘南エリア内では「現実的に買える」水準。特に戸建て検討者に向いている
  • 通勤は都内より横浜・神奈川県内勤務の方に相性がいい

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