2025年7月7日、茅ヶ崎に湘南エリア初の道の駅「道の駅 湘南ちがさき」が誕生しました。構想から10年、ようやく実現したこの施設は、開業初日から約900人が行列を作る大盛況ぶり。神奈川県内では5番目の道の駅として、茅ヶ崎の新たなランドマークとして注目を集めています。
20年以上茅ヶ崎に住んでいる筆者も、地元に道の駅ができるとは長い間思っていませんでした。国道134号線沿いに、こんなに個性豊かな施設が誕生するとは——実際に足を運んで、地元愛の詰まった空間に驚かされました。
道の駅 湘南ちがさきとは?基本情報
📍 施設概要
- 住所:神奈川県茅ヶ崎市柳島1546-1
- オープン:2025年7月7日(湘南エリア初・神奈川県内5番目)
- 営業時間:1F物販 9〜18時 / 2F飲食 11〜19時(LO 18:30)
- 駐車場:普通車160台・大型車28台・バイク40台・駐輪場101台
- アクセス:新湘南バイパス 茅ヶ崎海岸ICより0.7km / JR茅ヶ崎駅南口からバス約13分
- その他:キッズスペース・小型犬用ドッグラン完備
場所は圏央道とつながる新湘南バイパスの「茅ヶ崎海岸IC」のすぐそば。国道134号線と交差する神奈川観光の分岐点という好立地です。サザンビーチや江の島・鎌倉方面へのドライブの途中に立ち寄れるロケーションが、広域からの集客を生んでいます。
テナント紹介——地元の名店が集結!
道の駅湘南ちがさきの最大の魅力は、茅ヶ崎ゆかりの個性豊かなテナント群。1階が物販・テイクアウト、2階がレストランという2フロア構成になっています。
🍽️ 2階 飲食テナント
ニコとモク
茅ヶ崎の人気フレンチ「ル・ニコ・ア・オーミナミ」の姉妹店。生産者直送の地元食材を使い、ジャンルにとらわれない創作料理を提供。その日に仕入れた鮮魚を使った「モクプレート」が絶品。モーニングも充実(平日9〜11時 / 土日祝8〜11時)。
茅ヶ崎なんどき牧場
1970年から長年地元で愛されてきた名店が、2025年3月の閉店を経て道の駅に復活!神奈川B級グルメ3冠受賞の「茅ヶ崎メンチ」(1個300円)が看板メニュー。「茅ヶ崎メンチ波乗りカレー」(1,000円)も人気。地元ファンが歓喜した復活劇です。


田中水産 ゆうまん丸食堂
茅ヶ崎の漁師さんが営む人気海鮮料理店の道の駅店。朝獲れの新鮮な魚介を提供し、漁期には湘南名物の生しらすも揃います。営業時間11〜18:30(LO)。


🛍️ 1階 物販・テイクアウトテナント
プレンティーズドライブイン
茅ヶ崎生まれのアイスクリームブランド。茅ヶ崎産生乳100%のソフトクリームとハンドディップアイスが楽しめます。道の駅限定フレーバーも複数あり、行列必至のスイーツスポット。
ホノルル食堂 Da Cafe(ダカフェ)
茅ヶ崎の姉妹都市・ホノルルをイメージしたテイクアウト専門店。名物の「ガーリックシュリンプ(特製バターソース)」、ハワイ島産コナ100%コーヒーを使ったラテなどハワイアングルメが揃います。
地域ブランド「Choice! CHIGASAKI」
道の駅が発信するオリジナルブランド。地元の知る人ぞ知るお店の産品を集め、茅ヶ崎の良さが結晶した商品を販売・紹介。各店舗を巡るマップも配布しており、茅ヶ崎の街全体への回遊を促す設計です。
開業3ヶ月で来場者40万人——でも渋滞が深刻
開業から49日間(2025年8月24日時点)の来場者数は延べ約40万人、売上総額も当初目標を超える約3億円(税抜)を達成。目標の約1.5倍という驚異的なペースで集客しています。9月にテレビ番組で取り上げられてからはさらに人出が増したといいます。
⚠️ 渋滞・混雑問題——地元住民の本音
大盛況の一方で、周辺の国道134号線で交通渋滞が頻発しています。開業3ヶ月を経た2025年10月時点で、地元住民から「近くを車で通行しようとするといつも詰まっている」と不満の声が上がっています。
- 普通車160台の駐車場は昼間ほぼ連日満車
- 茅ヶ崎〜平塚間は相模川を横断する橋が少なく、開業前から渋滞多発エリア
- 多目的室の貸し出し募集も混雑状況を考慮して延期
- 茅ヶ崎市は交通量調査の分析を踏まえ、渋滞対策を検討中(2025年10月現在)
賢い訪問のコツ——渋滞を避けるには?
✅ 混雑・渋滞を避けるポイント
- 平日の午前中(9〜11時)が比較的空いている
- バス利用がおすすめ:JR茅ヶ崎駅南口から神奈川中央交通「茅37・38系統」で約13分、「道の駅湘南ちがさき前」下車すぐ
- 車で来場する場合は隣接の柳島スポーツ公園駐車場を利用する手も(平日最大600円、土日祝900円)
- 週末・お盆・年始は公共交通機関または自転車での訪問が賢明
- 134号線から入る際は鉄砲道経由のルートも要確認
湘南に20年以上住んでみての感想
茅ヶ崎は長年、「海はあるけど道の駅はない」エリアでした。国道134号線を走るたびに、山側の道の駅が羨ましかったのは事実。ようやく地元に誕生した道の駅は、「なんどき牧場が戻ってきた」という地元の喜びも含め、茅ヶ崎らしさが凝縮された場所だと感じます。
一方で、渋滞問題は深刻です。134号線は元々混雑しやすい道路で、相模川をまたぐ橋の少なさは昔からの課題。道の駅がその慢性的な渋滞に拍車をかけている側面は否めません。茅ヶ崎市がどんな対策を打つか、地元住民として引き続き注目していきたいと思います。

