茅ヶ崎 vs 藤沢 vs 辻堂——子育て世代が「本当に」選ぶべき街はどこか【2026年版】

子育て・教育

「湘南で子育てしたい」と思ったとき、茅ヶ崎・藤沢・辻堂のどれを選ぶかで、保育園の入りやすさも、子どもの通学環境も、親の通勤時間も変わります。
ふんわりした「どこも良いですよ」という記事はもう十分でしょう。
茅ヶ崎在住20年以上の運営者が、「自分が子育て世代なら、まずここを優先候補にします」という結論を、根拠とともに整理します。

① 保育園の入りやすさ

3エリアはすべて藤沢市または茅ヶ崎市に属しています。藤沢市(辻堂・藤沢)と茅ヶ崎市では、保育行政の体制・認可保育所数・入所倍率に差があります。

エリア 保育所数(目安) 待機児童の傾向 保活難易度
茅ヶ崎 茅ヶ崎市 認可含む約101施設(※1) 2020年にゼロ達成後、移住増で22年22人に増加。23年に5人まで回復 △ やや難しい年も
藤沢 藤沢市 市内多数(大規模市) 人口多く競争率が高め。駅周辺は特に1・2歳が厳しい傾向 ✗ 競争率高め
辻堂 藤沢市 藤沢市内で管理 再開発でファミリー急増。近年の人口増加で保育需要も上昇中 △ 年によって差あり

※待機児童数は厚生労働省基準による公式数値。「保留児童(実際に入れない児童)」は公式数値より多い場合があります。最新情報は各市公式サイトで確認を(最新情報要確認)。

⚠️ 保活で気をつけるべきこと:公式の「待機児童ゼロ」は、希望の保育園に入れない「保留児童」を含まない数値です。実態は公式数値より厳しい場合があります。移住前に各市の「保留児童数」も必ず確認しましょう。

3エリアを軸別に徹底比較

茅ヶ崎——「湘南らしい子育て」を求めるなら有力候補

海・里山・地域コミュニティの三拍子

茅ヶ崎は湘南の中で最も「地域コミュニティが温かい」という評価が定着しているエリアです。移住者が多い一方で地元民も多く、町内会・自治会の活動も活発。「子どもを地域全体で育てる」という雰囲気が残っています。

小学校・学区の環境:市内に14の小学校があり、地域によってカラーが異なります。北部の里山エリアは自然豊かな環境、南部(海側)は比較的コンパクトな学区。転入時の学区確認は必須です。

習い事・塾:サーフィン、サッカー、水泳など体を動かす習い事が充実。塾は茅ヶ崎駅周辺に集中しています。「都市型の詰め込み教育より、体験学習重視」というファミリーに向いています。

通勤(東京方面):茅ヶ崎駅から東京駅まで東海道線で約1時間10分(※2)。始発電車が多く、朝の通勤は「座って通勤できる」のが最大の強みです。品川まで約55分。

メリット:地域コミュニティが温かい/始発電車で座って通勤できる/里山・海・公園がバランスよく揃う/茅ヶ崎市独自の子育て支援施設(こどまちプロジェクト等)が充実
⚠️ デメリット:東京まで1時間超はやや長い/保育園は人気エリアで激戦になる年も/車がないと北部のスポットへのアクセスが不便

藤沢——利便性は最高、でも「子育て専用」ではない

湘南の中心都市。何でも揃うが競争も激しい

藤沢市は湘南エリアの中心都市で人口が多く、商業施設・医療機関・教育機関が最も充実しています。小学校・中学校・塾の選択肢も3エリアの中で最多。「何でも揃う」という利便性は抜群です。

小学校・学区の環境:市内に32の小学校があります。藤沢駅周辺の小学校は都市型の落ち着いた環境、江ノ島方面は海沿いの特色ある学区。学区によって雰囲気の差が大きいため、事前調査が必要です。

習い事・塾:3エリアの中で選択肢が最も多い。進学塾・英語教室・スポーツクラブまで、都市型の充実度を誇ります。「教育への選択肢を最大化したい」ファミリーには最適です。

通勤(東京方面):藤沢駅から東京駅まで東海道線で約50〜60分(※2)。小田急江ノ島線で新宿方面へのアクセスも可能。交通の選択肢は3エリア最多です。

メリット:教育施設・塾・習い事の選択肢が最多/医療機関が充実/交通路線の選択肢が多い/村岡新駅(将来予定)で資産性向上も期待
⚠️ デメリット:人口が多い分、保育園競争が激しい/家賃が3エリアで最高水準(※3)/夏の観光シーズンは江ノ島・鎌倉方面の混雑影響を受ける

辻堂——子育てコスパを重視するなら有力な選択肢

再開発完了で便利さが急上昇、家賃は3エリアでも抑えめ

辻堂は藤沢市に属しながら、藤沢駅よりも家賃が抑えられ、しかもテラスモール湘南が直結という「子育てファミリーにとって使いやすい配置」が実現しています。再開発以降、若いファミリー層の流入が加速し、地域全体が子育て世代向けに整備されつつあります。

小学校・学区の環境:辻堂小学校を中心に、整備された住宅街の学区が広がります。テラスモール湘南が近く利便性が抜群で、辻堂小学校学区の新築戸建ては5,500万〜7,500万円前後が相場感で(※3)、ファミリー層に安定した需要があります。

習い事:テラスモール湘南内・周辺に習い事施設が集中。子育て支援を中心としたテナントや学童保育施設が低層階にまとまっており、移動なく複数の習い事を完結しやすい環境です。

通勤(東京方面):辻堂駅はJR東海道本線・湘南新宿ライン・上野東京ラインの3路線が乗り入れ(※2)。東京駅まで約55分、新宿まで約65分で乗り換えなし。品川まで約45分と3エリアでも短い水準です。

メリット:駅直結テラスモールで子連れ外出が楽/3路線乗り入れで通勤アクセスが良好/家賃が藤沢より抑えめ/再開発で生活インフラが新しい/ファミリー人口が急増中でコミュニティが若い
⚠️ デメリット:テラスモール周辺の休日混雑が激しい/地域コミュニティとしての歴史が浅い(移住者中心で地元感が薄い)/海から少し離れる(駅から徒歩15〜20分)
📌 各エリアの家賃相場・通勤時間を詳しく確認したい方はこちら
湘南は住みやすい?家賃・治安・子育て・不動産をエリア別に徹底解説【2026年最新版】

5軸まとめ比較表

比較軸 茅ヶ崎 藤沢 辻堂
保育園の入りやすさ △ 年による ✗ 競争激しい △ 年による
小学校・学区 ○ 自然豊かな環境 ◎ 選択肢最多 ○ 整備された住宅街
習い事・塾の選択肢 ○ 体験型が豊富 ◎ 最多・最充実 ○ モール内完結できる
東京方面の通勤 △ 約1時間10分(座れる) ○ 約50〜60分 ◎ 約45〜55分・3路線
家賃コスト ◎ 3エリアで最安水準 ✗ 最高水準 ○ 藤沢より安め
地域コミュニティ ◎ 歴史あり・温かい ○ 大都市型 △ 若いが浅い
自然環境・公園 ◎ 里山・海・公園が豊富 ○ 充実 ○ 海浜公園あり

🏆 私が優先候補にする街と、その理由

なおの見解(茅ヶ崎在住20年以上)

コスパと通勤のバランスを重視するなら、共働きファミリーには辻堂がかなり強い選択肢だと感じます。

駅直結のテラスモールで子連れ外出が圧倒的に楽、3路線で通勤アクセスが良好、家賃は藤沢より抑えめ。「若いファミリーが集まる街」という活気は、子育て環境の温かさにも直結します。保育園については藤沢市の行政管轄になるため、入所前に市の最新状況を確認することが条件です。

「湘南らしい子育て」と地域の温かさを求めるなら、私は茅ヶ崎を優先候補にします。

東京まで遠いことと、保育園の年による競争は覚悟が必要。でも里山・海・地域コミュニティの三拍子は、子どもの育ちにとって代えがたい環境です。「少し不便でも、この街で育てたい」と思えるかが判断基準。私自身がここを選び続けているのはそういう理由です。

「教育への投資を最大化したい」なら藤沢が有力です。

塾・習い事・医療機関の選択肢が最も多い。ただし家賃コストは最高水準で、保育園競争も最も厳しい。それを許容できるかどうかが分岐点です。

あなたはどのタイプ?——タイプ別推奨エリア

✅ 辻堂が向いているのは

  • 共働きで通勤時間を少しでも短くしたい
  • 子連れ外出のしやすさ・利便性を最重視する
  • 家賃をできるだけ抑えたい(藤沢との比較)
  • 移住者コミュニティの中で子育てしたい
✅ 茅ヶ崎が向いているのは

  • 「湘南らしい暮らし」を子どもに体験させたい
  • 東京への通勤は長くてもよいが「座って行きたい」
  • 里山・海・公園でのびのびした幼少期を重視する
  • 地元に根ざしたコミュニティの中で育てたい
✅ 藤沢が向いているのは

  • 子どもの習い事・塾の選択肢を最大化したい
  • 医療機関へのアクセスを最優先にしたい
  • 家賃コストより生活インフラの充実を優先する
  • 小田急・江ノ電など複数路線を使いたい

※本記事の情報は執筆時点(2026年3月)の情報をもとにしています。保育園の待機児童数・学区情報は変動します。移住前に各市の最新情報をご確認ください。

📚 出典・参考資料

  • ※1 保育所数:茅ヶ崎市公式サイト藤沢市公式サイト公開資料をもとに作成(2026年3月時点)
  • 待機児童数:厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ」各年版
  • ※2 通勤時間:JR東日本時刻表・乗換案内をもとに平均的な所要時間を記載(2026年3月時点。ダイヤ改正等で変動あり)
  • ※3 家賃・物件価格:SUUMO掲載物件の相場感をもとに記載(2026年3月時点。市況により変動あり)

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