この記事を書いた人:なお|湘南地区在住20年以上
ネザーランドドワーフのぴょん(♀・ブラウン)と暮らしている。うさぎの飼い主の目線で、湘南での病院選びと通院の注意点を書いている。
湘南で動物病院を探すと、犬や猫を診てくれる病院はすぐに見つかる。ところが「うさぎを診てくれるか」で絞ると、一気に候補が減る。「小動物対応」と書いてあっても、実際に電話すると「うさぎはちょっと……」と言われることもある。
この記事は、口コミの点数を並べた病院ランキングではない。うさぎを飼っている私が、かかりつけを決めるときに何を見たか、そして湘南でうさぎを通院させるときに気をつけていることをまとめたものだ。後半には、各病院の公式サイトでうさぎの診療が確認できた病院を載せている。
※病院の情報は2026年10月に各公式サイトで確認した内容です。診療できる動物の種類や診療時間は変わることがあるので、受診前に必ず病院へ電話で確認してください。

この記事の内容
うさぎの病院探しが犬猫より難しい理由
うさぎは、犬や猫とは体のつくりも、かかりやすい病気も違う。動物病院の世界では、うさぎやハムスター、フェレット、小鳥などは「エキゾチックアニマル」と呼ばれ、診察には犬猫とは別の経験が求められる。そのため、犬猫の診療が中心の病院では、うさぎを受け付けていなかったり、受け付けても対応できる範囲が限られていたりする。
もう一つ、うさぎは具合が悪くてもそれを隠しやすい動物だと言われる。飼い主が「なんとなく元気がない」と気づいた時点で、急いだほうがいい状態になっていることもある。一般に、ごはんを食べない、うんちが小さい・少ない・出ないといった変化は、早めに受診したほうがいいサインとされている。
だから「調子が悪くなってから探す」では遅い
犬猫なら、近所の病院に飛び込めばたいてい診てもらえる。うさぎの場合は、まず「この病院はうさぎを診てくれるのか」を確かめるところから始まる。急いでいるときに電話を何本もかけるのは、かなりしんどい。元気なうちにかかりつけを決めておくことが、うさぎを飼ううえでいちばん大事な準備だと思っている。
かかりつけ選びで見てほしい5つのポイント
うさぎのかかりつけを選ぶとき、口コミの点数より先に見てほしいのは次の5つだ。
① 公式サイトに「うさぎ」と書いてあるか
「小動物」「エキゾチック」とだけ書いてある病院より、「うさぎ」と動物の名前まで書いてある病院のほうが確実だ。それでも、初めて行く前には電話で「うさぎを診てもらえますか」と聞いておくと確実だ。
② 朝早い時間や休日に診てもらえるか
うさぎの異変は、朝ごはんの食べ具合や、ケージに残ったうんちの量で気づくことがよくある。ぴょんのかかりつけは朝7時から開いていて、体調が急に変わったときに朝いちばんで連れて行けるのが本当に助かっている。休診日が週末に重ならないかも見ておきたい。
③ 家から何分で着くか(夏の渋滞を含めて)
地図アプリの所要時間は、空いているときの数字だ。湘南では夏の週末に海沿いの道が混むので、同じ病院でも季節によって移動時間がまるで変わる。うさぎは暑さにも移動のストレスにも弱いので、「混んでいても無理なく着けるか」で考えたほうがいい。
④ 初診のときの扱い方
うさぎは抱き方を間違えると暴れてけがをすることがある。初診では、先生やスタッフがうさぎをどう抱くか、体重を細かく量ってくれるか、飼い方(食事や牧草の量)まで聞いてくれるかを見ておきたい。うさぎに慣れている病院は、このあたりの手つきで分かることが多い。
⑤ 夜間に困ったときの連携先があるか
かかりつけが閉まっている時間に何かあったとき、どこに連絡すればいいか。夜間救急の病院と連携しているか、紹介してもらえるかを、元気なうちに聞いておくと安心だ。
湘南でうさぎを通院させるときに気をつけていること
病院選びとは別に、湘南ならではの「通院のしづらさ」もある。うさぎを連れて移動するときの注意点をまとめておく。
夏の車移動は「渋滞」と「車内の暑さ」がセット
夏の週末は、134号線や海へ向かう道が混む。渋滞に巻き込まれると、エアコンを効かせていても日差しの当たる側のキャリーは熱がこもりやすい。夏の通院では、海沿いの道を避けて内陸側のルートを使う、混む時間帯を外す、キャリーに日よけをかける、タオルで包んだ保冷剤を入れる、といった対策をしておきたい。
自転車で連れて行くなら、振動と風に注意
茅ヶ崎や辻堂のような平らな街では、病院まで自転車で行けることも多い。ただ、カゴにキャリーを載せると段差の振動がそのまま伝わる。海沿いは風も強い。近い病院でも、キャリーをしっかり固定して、段差の少ない道をゆっくり走りたい。
鉄道で行くなら、路線ごとに候補を考える
湘南は東西に東海道線、南北に小田急江ノ島線や相模線が走っている。車がない場合、「同じ市内の病院」より「同じ路線で乗り換えなしに行ける病院」のほうが通いやすいことがある。キャリーを持っての乗り換えは思った以上に大変だ。
公式サイトでうさぎの診療が確認できた病院
湘南エリアで、公式サイトにうさぎの診療について記載がある病院をまとめた。口コミの点数ではなく、公式サイトに書かれていることだけを載せている。診療時間は変わることがあるので、受診前に各病院のサイトか電話で確認してほしい。
ぴょんのかかりつけ
善行どうぶつ病院(藤沢市善行)
公式サイトに、うさぎや鳥などのエキゾチックアニマルも含めて全科で診察していると書かれている。朝7時から診療しているので、朝にぴょんの様子がおかしいと気づいたとき、仕事や予定の前に連れて行けるのがありがたい。Web予約にも対応している。
藤沢市善行7-9-3 / 7:00〜12:00・16:00〜19:00(金曜休診) / 公式サイト
| 病院 | 場所 | 公式サイトに記載のある小動物 | 休診・予約など |
|---|---|---|---|
| アリイ動物病院 | 藤沢市城南 | ウサギ・フェレット・ハムスター・デグー・モルモット・ハリネズミ | 火曜定休。当日のWeb・電話での順番予約 |
| 茅ヶ崎動物病院 | 茅ヶ崎市浜須賀 | 小鳥・ウサギ・ハムスター・フェレットなど。エキゾチックアニマル対応と明記、ペットホテルも受け入れ | 日曜・祝日は午後休診。月曜は電話予約制 |
| 亀山動物病院 | 茅ヶ崎市香川(相模線香川駅から徒歩7分) | ウサギ・ハムスター・フェレット・小鳥 | 木曜休診。電話・ネット・LINEで予約 |
| のっぽ動物病院 | 鎌倉市岡本(大船駅の近く) | うさぎ・フェレット・ハムスター・モルモット・鳥。小動物の往診にも力を入れていると記載 | 年中無休。深夜は夜間救急病院と連携。Web・LINE・電話で予約 |
※2026年10月に各病院の公式サイトで確認。診療時間の詳細や臨時休診は各サイトで確認してほしい。
平塚・湘南台・辻堂周辺について:この地域にもうさぎを診ている病院はあるが、今回は公式サイトでうさぎの診療を確認できた病院だけを載せた。確認でき次第、追記していく。近くの病院を探すときは、電話で「うさぎを診てもらえるか」「うさぎの診療は何曜日か」を聞くのが確実だ。
元気なうちにやっておきたいこと
- ☐ 健康診断や爪切りで一度受診して、診察券を作っておく
- ☐ 家で体重を量る習慣をつけ、記録しておく(受診のときに伝えられる)
- ☐ かかりつけと夜間救急の電話番号を、スマホの連絡先に登録しておく
- ☐ キャリーに入ることに慣らしておく(中でおやつをあげるなど)
- ☐ 夏用の日よけ・保冷剤、冬用のブランケットをキャリーと一緒に置いておく
- ☐ 普段のうんちの大きさや量を、写真で残しておく
体重とうんちの記録は地味だが、いざというときに役立つ。「いつもより少ない気がする」を、先生に数字や写真で伝えられるからだ。
夜間・休日に困ったとき
かかりつけが閉まっている夜に様子がおかしくなったときのために、行き先を確認しておきたい。湘南では、藤沢市片瀬に夜間救急の動物病院(湘南夜間救急動物病院)がある。ただし、夜間救急は犬猫の受診が中心になることが多い。うさぎを診てもらえるかは、向かう前に必ず電話で確認してほしい。
夜間に慌てないために
- かかりつけに「夜に何かあったらどうすればいいか」を、元気なうちに聞いておく
- 夜間救急には、電話で症状を伝えてから向かう
- いつから食べていないか、最後にうんちが出たのはいつかを、メモしてから電話する
📌 なおの視点
ぴょんのかかりつけを決めてから、朝早くから開いている病院がどれほど心強いかを実感している。うさぎの不調は待ってくれないので、「すぐ行ける」ことの価値は思っていた以上に大きい。
口コミの点数は、犬や猫を連れて行った人の評価も混ざっている。うさぎの飼い主にとって大事なのは、点数より「うさぎを診てもらえるか」「困ったときにすぐ行けるか」の2つだと思う。この記事が、これからうさぎと湘南で暮らす人の病院探しの手間を少しでも減らせたらうれしい。
まとめ|うさぎの病院は「元気なうちに、うさぎを診てもらえるか」で選ぶ
うさぎは不調を隠しやすく、診てもらえる病院も限られる。だからこそ、元気なうちに一度受診して、かかりつけを決めておくことが大切だ。選ぶときは、公式サイトにうさぎと書いてあるか、朝や休日に診てもらえるか、夏の渋滞を含めて無理なく通えるかを見てほしい。
そして、どの病院でも、初めて行く前には電話で「うさぎを診てもらえますか」と確認すること。それが、うさぎと湘南で暮らすうえでいちばん確実な方法だ。
📎 出典・参考
- 病院情報:各病院の公式サイト(2026年10月確認)
- 通院・飼育の内容:筆者の飼育経験にもとづく
※本記事は特定の病院の診療内容や治療結果を保証するものではありません。うさぎの体調に不安があるときは、自己判断せず獣医師に相談してください。更新:2026年10月21日。

